L
株式、今後1年間1万2000〜1万5000円
 米金融不安と原油高によるコスト増で世界景気は減速しているが、来年3月までには底入れするとみている。日経平均株価は今後1年間、1万2000〜1万5000円での推移を予想する。
 4〜6月期決算では原油高の価格転嫁の遅れによる原価率悪化が目立った。だが原油高は企業に省エネ・省資源化を促したり、新産業開発のきっかけとなったりする利点もある。中国経済の成長鈍化への懸念はあるが、金融緩和の効果もあり、過度に悲観する必要はないだろう。
 
株式、今後1カ月で1万4000円も
 景気や企業業績など国内外で不透明感が漂ううえ、方向感なく振れ幅だけが大きい値動きになっている状況では、機関投資家が動きにくい。外国人投資家の動向も売り買いともに細っている。当面は商いの薄い閑散相場が続くだろう。

 ただ、日経平均株価は今後1カ月程度で1万4000円まで戻すとみている。4〜6月決算発表の前後で、業績が悪くないにもかかわらず売り込まれた銘柄が目立つ。3月に年初来安値を付けた後の戻り局面がそうだったように、売られすぎの銘柄は個別に買い戻されるだろう。もちろん業績悪化が鮮明になった銘柄は物色の圏外だろうが、閑散の中では相場格言通り売りも出ず、相場全体を下押しする力は限定的とみる。